ゆるうさぎの南国暮らし日記

~タイ・プーケット~

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会社や学校で嫌な奴から身を守るサバイバル術『リーダーに絶対役立つ韓非子』

昨日久々に、ブログ経由で知り合った方と食事に行きました。少しでもプーケットをエンジョイするお役に立てたようでよかったです^^

と言いながら、今日は話を全く変えて、本のレビュー。旦那が帯につられて買った本を読んでみました。「部下の前では決して読まないでください」。ニートなゆるうさぎには全く関係ない帯ですが、結果的には人間関係とか異文化理解にも役立ちそうなので、読んでみてよかったです^^

 

1. 本の概要(韓非子さんって??)

むかしむかし、中国で、組織で生きる方法を悩みぬいた人がいた。それが、韓非子(かんぴし)さん。彼の考え方の特徴は、たとえブラック企業でも、自分に利益があるかしか考えないワガママ人間が集まった組織でも、そこに流れる暗黙のルールを理解して振舞うこと、でうまく自分を守ることができる、究極のサバイバル本です。

 

昔の本は、読むと眠くなってしまいますが、これなら読めますよ!!新書版にコンパクトにまとまっていますし、著者の守屋おじいさんが難しいことを簡単に書いてくれているので、数時間で一気読みできます^^いい例と悪い例のエピソードもたくさんあるので、想像しながら楽しく読めます。

6章に分かれていて、そもそも人間とは、から始まり、ルール、ノウハウ、上司の人へのアドバイス、部下の人へのアドバイス、など、章ごとにテーマがわかりやすく分かれているので、読みたいところだけ読んでもOK。何なら、一章だけでも、「なぜ自分勝手な上司や部下がいるのか」がわかって、人に優しくなれます^^

というわけで、ゆるうさぎ的に、この本は読みやすくて得るものが多いので、読んでよかった本です!

ざっくり、この本の内容を纏めると、、

  • 人間は自分の利益のためにのみ動く
  • だから、周りの人間の利益を、ルールやノウハウでコントロールすることが重要
  • そうすれば、どんな組織でも生きていける

といったところです。最強のサバイバル術ですね。笑。

 

2. こんな人に読んでほしい! 

まずオススメしたいのは、記事タイトルにも書きましたが、会社や学校で嫌な奴がいるなと思っている人に読んでほしいです。この本で色んなエピソードが出てくると言いましたが、それはそれは嫌な奴がたくさんいます。

 

ゆるうさぎは、会社や組織のためにみんなが行動するべきだと思ってで、それに反して、上司におべっか使って楽したり、恋愛しに会社に来ていたり、罵詈雑言で人を不快にさせたり、そういう人がいると、本当に許せませんでした。利己的だと直接伝えたり、その人を罰してもらうように周りに働きかけたりしました。でも、そういう人たちも自分が悪いと思っていないので変わらず、そして何だかんだ会社も罰さず追い出さず。。となると、そりゃもうそんな会社は嫌だから、別の会社に行こうと転職するわけですわ。この、みんなのためではなく自分のために行動する人たちを全く理解できないことから、結局何が残ったか、、、ストレスです!!はは。ちょっとサイコみたいな感じですね。普段は穏やかなのですが、たまに頑固で意固地になってしまうもので。。

でも今思うと、そしてこの本を読むと、「人間は自分の利益のためにのみ動く」と信じていた人が大昔からいること、そして自分の経験からそうでない人もいるけど、現にそういう類の人間もいる、ということをまず理解できました。なので、こういう類の人間を排除しようとしたり変えようと努力したりすることは無意味でストレス過多なのでまずやめようと思えます。

じゃあ何をしたらよいのか?この本では、周りの人間の利益をコントロールすることで、そういう類の人間が集まった組織でもうまく生きていけると教えてくれます。周りの人間の利益をコントロールするって、、社長じゃなきゃできないじゃん!と思うかもしれませんが、そんなこともなかったのです。

 

あと、もう一つ、オススメしたい人たちのタイプがいます。それは、海外に住んでいたり、外国人が会社にいたりする人にもオススメです。というのは、この韓非子さんの考え方は、日本人的ではないですが、外国的ではあるので。。もうちょっとちゃんと説明してみます^^

韓非子さんってみなさん知っていましたか?日本だと、中国のむかしの人の中では、孔子さんが一番有名かと思います。孔子さんと韓非子さんはよく対比されるくらい真反対のことを言っています。

  • 孔子さん=性善説:人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ。日本の小学校で道徳の授業とかで、親は大切にしましょう、とか、困っている人を助けましょうとかを学んだと思いますが、そういった無償の愛的なものが人間だ!と言っている。だから法律とかも本当はいらなくて、みんなが自分の本質とか道徳とかを思い出してそれに則って生きようぜ!的な考え方。
  • 韓非子さん=性悪説:人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ。人間は自分の利益しか見ていないけど、利益になるならいいことも悪いこともする。だから、法律で罰を決めておけば不利益になることはやらないし、結果を出した人を表彰すれば利益になるから組織はよくなる!という考え方。

 

どっちも一理あるかと思います。でも、日本では孔子さんの方がよく知られていますね。ちなみに、世界ではほとんどの文化が性悪説の考え方をしています。なので、性悪説ってどういう考え方か、どうやって性悪説の人と関わればいいのか、という一つの方法・サバイバル論が、この本からわかっちゃいます^^

 

というわけで、私がオススメしたい方々はこんな人たち。

  • 会社や学校で嫌な奴がいるなと思っている人
  • 外国人と接することがある人

 

3. この本を実践でやりすぎるとどうなりそうか。

韓非子さんと共感できないところがいくつかあったのですが、2つ根本的にこの本と違う考えがゆるうさぎにはありました。それが、

  • 全員が利益だけで動くわけでもなく、無償の愛的な部分をもつ人は特に日本人に結構多い。(そして会社によって殆どそういう人というところもある)
  • その組織で死んでも他で生きられる(韓非子さんは戦国時代の人なので、その君主が組織で死ぬ=命を落とすということでしたが、今の時代転職・転校すればよい話です)

 

なので、ゆるうさぎが想像するに、この本のとおりに会社で行動したら、おそらくいい人から嫌われて、仕事に支障をきたしそうです。あと、他で生きてける自信のある人から会社を辞めていくのかな。なので、いい行動をすることが多い会社だと、本の通りやるのではなく、やはり孔子さんの言う「人は道徳的な生き物」という部分も理解しないといけません。つまり、

  • 嫌な奴が多い会社では、ルールや賞罰で接し、いい奴には個人的に飲みに行って仲良くなる
  • いい奴が多い会社では、愛を持って接し道徳を引き出そうとしながら、嫌な奴や嫌な行動にはルールや賞罰で締めあげておく

という感じでしょうか。ただし、いずれにせよ、

その組織が嫌になったら辞められるように、組織に染まりすぎない

ことが一番大事な気がします。韓非子さんは、母国の君主に嫌気がさして、隣国に逃亡しました。その逃亡先で殺されちゃうんですけどね。。。現代に生きててヨカッター!!笑

 

ちなみに、海外在住者は、本も免税で買えますよ^^